高柳廃寺跡(読み)たかやなぎはいじあと

日本歴史地名大系 「高柳廃寺跡」の解説

高柳廃寺跡
たかやなぎはいじあと

[現在地名]寝屋川市長栄寺町 築山

茨田まんだ郡のほぼ中央にある長栄ちようえい寺付近一帯から奈良時代以前の屋瓦を出土し、高柳廃寺跡とよばれる。遺跡の性格には不明な点が多いが、現在この廃寺跡を平安―室町時代の文献聖徳太子関係寺院としてみえる茨田寺跡とする説が有力である(寝屋川市誌)

茨田寺は平安時代の「聖徳太子伝暦」にみえる。太子四八歳条の畿内諸国の臣・連・伴造・国造建立寺院巡検の記事中に「至于河内、駐茨田寺東側」とあり、鎌倉時代の「聖徳太子伝私記」は太子建立四六院の一とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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