高梨沙羅(読み)たかなしさら

知恵蔵の解説

高梨沙羅

日本の女子スキー・ジャンプ選手。1996年10月8日生まれ。中学生ながら世界の舞台で好成績を上げ、2014年開催のソチ大会(ロシア)から冬季オリンピックの正式種目となる女子ジャンプでの活躍が期待されている。全日本スキー連盟特別強化選手(ランクA)。
北海道上川町出身。12年2月現在、上川町立上川中学校3年生、身長152cm。
父は元ジャンパーで、兄もジャンプの選手。小学2年生からスキー競技を始め、女子スキー・ジャンプの先駆者、山田いずみさんらにあこがれて、小学3年生からジャンプを始めた。
09年からはコンチネンタル杯で海外を転戦して最高5位に入るなど、頭角を現し、同年10月に札幌・大倉山で行われたサマーファイナルを中学1年生で制した。翌10年1月8日のSTV杯レディースで冬の大会初優勝
11年2月25日、初出場のノルディックスキー世界選手権女子ジャンプ(ノーマルヒル)で、1本目92メートル、2本目93メートルを飛び、6位入賞。12年1月オーストリアのインスブルックで開催された、第1回冬季ユースオリンピックでは金メダルを獲得した。その後、国内のNHK杯、全日本選手権(ノーマルヒル、ラージヒル)を連覇。
また、今季のワールドカップ女子ジャンプでも出場3試合連続で自己最高の2位になり、世界トップレベルの実力を示している。
しなやかなフォームに定評があり、渡瀬弥太郎・女子チーフコーチは「空中でスピードをロスすることなく飛んでいくのが長所」と説明している。
12年4月、英語の上達も視野に入れ、旭川市のインターナショナルスクールに進学する。

(葛西奈津子  フリーランスライター / 2012年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高梨沙羅 たかなし-さら

1996- 平成時代の女子スキージャンプ選手。
平成8年10月8日生まれ。8歳でスキージャンプをはじめる。平成22-23年シーズンの平成23年2月スキージャンプ・コンチネンタルカップ(オーストリア・ラムサウ)を国際スキー連盟(FIS)公認大会女子史上最年少で優勝。23-24年シーズンは24年3月FIS女子ワールドカップ(日本・蔵王)で初優勝し,個人総合でも3位に入る。24-25年シーズンでは,FIS女子ワールドカップで圧倒的な強さで優勝を重ね(8勝),FISワールドカップ史上最年少(16歳4ヵ月)で個人総合優勝をはたす。25年ノルディックスキー世界選手権ノーマルヒルで2位,ジャンプ混合団体(伊藤有希,伊東大貴,高梨沙羅,竹内択)で優勝。26年ソチ冬季五輪で4位入賞。25-26年FIS女子ワールドカップでも優勝を重ね(18戦15勝),通算24勝と最多優勝記録をのばす。26年グレースマウンテンインターナショナルスクール2年で日体大の「飛び入学入試」に合格して入学。北海道出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

知恵蔵miniの解説

高梨沙羅

スキージャンプ選手。1996年10月8日、北海道生まれ。身長152センチメートル。北海道旭川市のグレースマウンテンインターナショナルスクールを経て、2018年2月現在、日本体育大学に在学中。クラレ所属。8歳で競技を始め、12年にインスブルックユースオリンピック個人戦で金メダルを獲得。同年から14年までノルディックスキージュニア世界選手権で3連覇を果たす。ノルディックスキー世界選手権では、個人ノーマルヒルで13年に2位、17年に3位、混合団体ノーマルヒルで13年に1位、15年と17年に3位の成績を残す。ワールドカップにおいては12-13年シーズンに史上最年少で総合優勝を成し遂げ、16-17年シーズンには4度目の総合優勝を達成、男女を通じて歴代最多タイの通算53勝を挙げた。五輪は14年ソチ大会の個人ノーマルヒルで4位入賞、18年の平昌大会では同種目で日本女子史上初となる銅メダルを獲得した。

(2018-2-14)

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