伊東大貴(読み)いとう だいき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊東大貴」の解説

伊東大貴 いとう-だいき

1985- 平成時代のスキージャンプ選手。
昭和60年12月27日生まれ。平成12年大倉山で行われたHBCカップジャンプ競技会ラージヒルの公式試合に史上最年少で出場した。冬季五輪では,18年トリノで団体6位入賞,22年バンクーバーでも葛西紀明竹内択栃本翔平とともに出場して5位入賞(個人ではノーマルヒル15位,ラージヒル20位)。25年ノルディックスキー世界選手権ジャンプ混合団体(伊藤有希,伊東大貴,高梨沙羅,竹内択)で優勝。26年のソチ冬季五輪代表となり,団体(清水礼留飛,竹内択,伊東大貴,葛西紀明)で銅メダル。雪印メグミルク所属。北海道出身。下川商業高卒。

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知恵蔵mini 「伊東大貴」の解説

伊東大貴

ノルディックスキー・ジャンプ選手。1985年12月27日、北海道生まれ。小学生の時にスキージャンプを始める。北海道下川商業高等学校を卒業後、土屋ホームを経て、2009年より雪印乳業(現・雪印メグミルク)に所属。世界選手権では、07年日本大会、09年チェコ大会の男子ラージヒル団体で、それぞれ銅メダルを獲得。13年の同イタリア大会では、男女混合ノーマルヒル団体で金メダルを獲得した。W杯では11-12年シーズンに4勝をあげ、個人総合4位の成績を記録。13-14年シーズンの同ノルウェー大会では男女混合ノーマルヒル団体で金メダルを獲得した。五輪には、06年のトリノ、10年のバンクーバー、14年のソチと3大会連続で出場。ソチ五輪では左膝裏に痛みを抱えながらも、男子ラージヒル団体で銅メダル獲得に貢献。同種目では1998年の長野五輪以来、4大会ぶりとなるメダルを日本にもたらした。

(2014-2-19)

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