高橋彰一(読み)タカハシ ショウイチ

20世紀日本人名事典 「高橋彰一」の解説

高橋 彰一
タカハシ ショウイチ

昭和・平成期の出版経営者 津軽書房代表。



生年
昭和3(1928)年8月31日

没年
平成11(1999)年1月18日

出生地
青森県弘前市

学歴〔年〕
青森中(旧制)〔昭和20年〕卒,文化学院〔昭和27年〕卒

主な受賞名〔年〕
弘前市表彰〔昭和55年〕,サントリー地域文化賞〔昭和58年〕

経歴
昭和25年上京。27年文化学院卒業後、広告業代理業、教科書会社、出版社などを転々とする。39年審美社の編集者を辞めて帰郷、弘前市で津軽書房を興す。処女出版の津軽方言詩集「津軽の詩」が売れ、全国的な地方出版社の草分けとなった。直木賞を受賞した「津軽世去れ節」などを出版。また54年東北出版人懇談会会長となり、“全国ふるさとの本まつり”の実行委員長などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋彰一」の解説

高橋彰一 たかはし-しょういち

1928-1999 昭和後期-平成時代の出版経営者。
昭和3年8月31日生まれ。39年郷里の青森県弘前市で津軽書房をおこし,津軽出身の作家中心とする文芸出版に力をそそぐ。「福士幸次郎著作集」「葛西善蔵全集」をはじめ,直木賞をうけた長部日出雄の「津軽世去れ節」や,太宰治研究書などを出版した。平成11年1月18日死去。70歳。文化学院卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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