高橋長秋(読み)タカハシ ナガアキ

20世紀日本人名事典 「高橋長秋」の解説

高橋 長秋
タカハシ ナガアキ

明治・大正期の実業家 肥後銀行頭取。



生年
安政5年9月13日(1858年)

没年
昭和4(1929)年7月3日

出生地
肥後国熊本内坪井町(熊本県)

経歴
もと熊本藩士。明治10年西南戦争では熊本隊に加わり池辺吉十郎に従って政府軍と戦う。12年同心学舎(済々黌高の前身)の創立参画。のち佐賀県勤務を経て、第一高等中学校舎監に転じたが、20年から実業界に入り、33〜34年の財界恐慌に敏腕を揮った。更に大阪百三十銀行副頭取となり経営破綻を救済し財政手腕を認められた。肥後銀行頭取などを経て、熊本電気を創立し、熊本市の電車開通などに尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋長秋」の解説

高橋長秋 たかはし-ながあき

1858-1929 明治-大正時代の実業家。
安政5年9月13日生まれ。もと肥後熊本藩士。西南戦争では熊本隊にくわわり政府軍とたたかう。明治12年同心学舎(現済々黌高)の創立に参加。その後実業界にはいり,大阪百三十銀行副頭取,肥後銀行頭取などをへて熊本電気を創立した。昭和4年7月3日死去。72歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例