高水工事(読み)コウスイコウジ

デジタル大辞泉 「高水工事」の意味・読み・例文・類語

こうすい‐こうじ〔カウスイ‐〕【高水工事】

河川改修で、主に氾濫はんらん防止のために、最高水位を計算して行う工事堤防工事や放水路整備など。→低水工事

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精選版 日本国語大辞典 「高水工事」の意味・読み・例文・類語

こうすい‐こうじカウスイ‥【高水工事】

  1. 〘 名詞 〙 洪水を防ぐために、最高水位の流量を算出して行なう河川堤防の工事。計画高水位に一定余裕をもたせて、堤防の高さが定められる。

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世界大百科事典(旧版)内の高水工事の言及

【治水】より

…【古島 敏雄】
[近代日本の治水技術]
 明治維新以後,日本政府は河川技術面でも西欧技術を積極的に導入し,活発に河川工事を始めた。明治初期には主としてオランダ技術者の指導を受け,舟運や灌漑用水の取水のために,低水時における流路を整え,流水幅を制限して水深を増す低水工事に重点が置かれたが,やがて大水害の頻発と河川行政の整備とともに,洪水防御を目的とした高水工事に力が注がれるようになった。その契機となったのは,1896年制定の河川法であり,これによって主要河川に対する大規模治水事業が推進された。…

※「高水工事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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