高津内親王(読み)たかつないしんのう

朝日日本歴史人物事典 「高津内親王」の解説

高津内親王

没年承和8.4.17(841.5.11)
生年:生年不詳
平安前期の嵯峨天皇の妃。桓武天皇と坂上全子の皇女。嵯峨天皇即位に伴い,大同4(809)年三品に叙され妃となるが,ほどなく廃された。業良親王,業子内親王を生んだ。漢詩文もとに詠んだ歌が『後撰集』に残る。<参考文献>芦田耕一「高津内親王の歌をめぐって」(『平安文学研究』61号)

(谷口美樹)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高津内親王」の解説

高津内親王 たかつないしんのう

?-841 平安時代前期,嵯峨(さが)天皇の妃。
桓武(かんむ)天皇の第12皇女。大同(だいどう)4年妃となり,業良(なりよし)親王,業子(なりこ)内親王を生むが,のち妃を廃せられた。承和(じょうわ)8年4月17日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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