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宗密 しゅうみつ Zong-mi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宗密
しゅうみつ
Zong-mi

[生]建中1(780).果州
[没]会昌1(841)
中国,唐の僧。姓は何氏。諡は定慧。「すみつ」とも読む。華厳宗第5祖,圭峰禅師という。澄観の弟子。華厳宗の教学を高揚するかたわら禅にも通じ,教禅一致を唱えた。主著『原人論』『円覚経疏』『華厳綸貫』,序だけが現存する『禅源諸詮集』も有名。

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デジタル大辞泉の解説

しゅうみつ【宗密】

[780~841]中国、唐代の僧。華厳宗第五祖。果州(四川省)・四充の人。禅と華厳とを統合した教禅一致を唱えた。著「原人(げんにん)論」「禅源諸詮集都序」。圭峰大師。すみつ。

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百科事典マイペディアの解説

宗密【しゅうみつ】

中国,唐代の僧。圭峰(けいほう)禅師・定慧(じょうえ)禅師とも。澄観(ちょうかん)の弟子で華厳(けごん)宗第5祖。華厳教学を高揚したばかりでなく,禅をも承(う)け《禅源諸詮集》(現存は序のみ)を著し,華厳と禅の一致を唱え,宋以後の仏教の基礎をなした。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうみつ【宗密 Zōng mì】

780‐841
中国,唐代中期の僧。華厳宗第5祖。圭峰宗密定慧禅師とよばれる。四川の果州の人。姓は何。儒道二教に通じ,遂州道円に参じて仏教に転じ,曹渓の頓宗をうけるとともに,《円覚経》を得て宗旨とし,清涼澄観より華厳を学ぶ。教外別伝の馬祖禅を退け,荷沢神会の説を軸に教と禅との融会を試みる一方,さらに儒仏道三教の体系化にすすみ,宋学の源流とされる。《円覚経》の注釈数種のほか,《原人論》《禅源諸詮集都序》《中華伝心地禅門師資承襲図》の作があり,いずれも,裴休(はいきゆう)が序を書いている。

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大辞林 第三版の解説

しゅうみつ【宗密】

〔「すみつ」とも〕 (780~841) 中国唐代の僧。華厳宗第五祖。禅と華厳教学を学び、教禅一致の立場に立つ。著「禅源諸詮集」「円覚経疏」など。圭峰禅師。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宗密
しゅうみつ
(780―841)

中国、唐代の僧。華厳(けごん)宗第五祖。諡号(しごう)は定慧禅師(じょうえぜんじ)。住持地より圭峰(けいほう)宗密、草堂(そうどう)禅師、圭山(けいざん)大師とよばれる。俗姓は何(か)氏。果州(四川(しせん)省)西充の人。少年時代に儒学を学び、儒教・道教の二教に通じて、『原人論(げんにんろん)』を著した。『円覚経(えんがくきょう)』との出会いにより諸注釈書を著して『円覚経』研究を完成した。また、荷沢神会(かたくじんね)を派祖とする荷沢宗に属することを主張して、禅宗内の北宗、牛頭(ごず)宗、洪州(こうしゅう)宗の区別を明確にし、『禅源諸詮集都序(ぜんげんしょせんしゅうとじょ)』『裴休拾遺問(はいきゅうしゅういもん)』を著した。澄観(ちょうかん)(華厳宗第四祖)に華厳教学を受けて、禅と華厳とを統合して教禅一致説を形成した。[鎌田茂雄]
『鎌田茂雄著『宗密教学の思想史的研究』(1975・東京大学出版会)』

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世界大百科事典内の宗密の言及

【禅】より

…のちに新儒教とよばれる宋学の形成に,禅が影響するのは当然である。唐の圭峯宗密は,かつて中国に行われた禅の歴史と思想を分類して,外道禅,凡夫禅,小乗禅,大乗禅,最上乗禅の五つとする。はじめの三つが初期の禅,大乗禅が天台止観,最後の最上乗禅が,達磨の禅宗である。…

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