高灯台(読み)タカトウダイ

精選版 日本国語大辞典 「高灯台」の意味・読み・例文・類語

たか‐とうだい【高灯台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 高い柱にとりつけた灯台。また、丈の高い灯明台。
    1. [初出の実例]「高灯台(タカトウダイ)に火白く掻き立てたり」(出典:源平盛衰記(14C前)二〇)
  3. トウダイグサ科の多年草。北海道を除く各地の山野に生える。高さ約七〇センチメートル。茎には白い軟毛があり、切れば白い乳液が出る。葉は互生し長さ三~七センチメートルの長楕円状披針形で軟毛があり縁に細かい鋸歯(きょし)がある。茎の先に五葉を輪生し、ふつう傘形に五本の枝を出す。苞葉(ほうよう)は小さく卵形。夏、黄緑色の杯状花序をつけ、萼(がく)状の総苞(ほう)に包まれている。果実にはいぼ状の突起があり三つの殻に分かれる。有毒植物だが根茎を利尿薬に用いる。漢名に大戟を当てるが正しくはナツトウダイの名という。〔物類称呼(1775)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「高灯台」の解説

高灯台 (タカトウダイ)

学名Euphorbia pekinensis
植物。トウダイグサ科の多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android