日本歴史地名大系 「高番村」の解説 高番村たかばんむら 滋賀県:坂田郡伊吹町高番村[現在地名]伊吹町高番杉沢(すぎさわ)村の北西、弥高(やたか)川右岸に位置。西の本庄(ほんじよう)村(現山東町)との境を弥高川支流油里(ゆり)川が南流。応永二六年(一四一九)二月二七日の本堂造作日記帳(大原観音寺文書)に大原(おおはら)方の高番村人高番明道がみえ、文明八年(一四七六)三月の本堂造作日記録(同文書)にも高番村人桶結・平内の名が記される。慶長七年(一六〇二)の検地帳写(細田文書)によれば田四六町五反余・畑三六町四反余・屋敷一町余、分米八五〇石。寛永石高帳では高八五六石余のうち彦根藩領四六六石余(幕末に至る)・尾張犬山藩領一九七石余(幕末に至る)・旗本日下部領一九二石余。元禄郷帳では高八四九石余、日下部領は宮川藩領となっている。元禄七年(一六九四)中山道柏原(かしわばら)宿(現山東町)の助郷村となる(柏原区有文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by