日本歴史地名大系 「高祖院」の解説 高祖院こうそいん 和歌山県:伊都郡高野町高野山往生院谷高祖院[現在地名]高野町高野山もと五之室(ごのむろ)谷の福智(ふくち)院の北側にあったが、火事で焼失し、兼帯寺の三宝(さんぼう)院に名跡が残る。準別格本山。文明五年(一四七三)の諸院家帳によると、開基は九三代検校月寿房円雅。元応年中(一三一九―二一)の建立。院号は本尊の高祖弘法大師にちなむ。暦応元年(一三三八)一〇月九日、長日光明真言護摩料所として和泉国土生(はぶ)郷の地頭職三分の一(一六七石)が寄進された(「細川顕氏寄進状」高野山大学所蔵文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by