高窪村(読み)たかくぼむら

日本歴史地名大系 「高窪村」の解説

高窪村
たかくぼむら

[現在地名]福光町高窪

人母ひとぼ村の南西、加賀国境近くにあり、加賀国古屋谷ふるやだに(現石川県金沢市)へ至る在郷道が通っている。高木場たかこば坊跡が水田中にある。蓮如の第七子蓮誓が居住する土山どやま坊は明応三年(一四九四)土山より高木場とよばれていたこの地に移り(勝興寺系譜)当地にある間に実如から勝興寺の寺号を与えられた(反故裏書)。永正一六年(一五一九)火災にあったため末友安養寺すえともあんようじ(現小矢部市)へ移ったという(「勝興寺系譜」など)。元和五年(一六一九)の家高新帳には「高くほ」とあり、かんだ総左衛門組に属し、役家数八。正保郷帳では高一二七石余、田方四町余・畑方四町五反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一五八石、免七ツ、小物成は山役八五匁・蝋役二匁(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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