高等遊民(読み)コウトウユウミン

デジタル大辞泉 「高等遊民」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ゆうみん〔カウトウイウミン〕【高等遊民】

世俗的な労苦を嫌い、定職につかないで自由気ままに暮らしている人。明治末期から昭和初期の語。

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精選版 日本国語大辞典 「高等遊民」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ゆうみんカウトウイウミン【高等遊民】

  1. 〘 名詞 〙 高等教育を受けていながら、職業につかずに暮らしている人。
    1. [初出の実例]「敬太郎は初対面の客を客と感じてゐないらしい此松本の様子に、成程高等遊民(カウトウイウミン)本色があるらしくも思った」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石報告)

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