高落場山(読み)たかおちばやま

日本歴史地名大系 「高落場山」の解説

高落場山
たかおちばやま

城端町とたいら村の境にある標高一一二二メートルの山。高清水たかしようず山系最奥の山。山腹には名瀑夫婦めおと滝が二条並んで落ちている。山麓若杉わかすぎ集落五箇山ごかやまと加賀金沢を結ぶ重要な中継地点であったが、現在は廃村。若杉から唐木からき峠・ほお峠を経て五箇山の梨谷なしたに(現平村)へ向かう道は、藩の重罪人を流刑者として送り込む道であったといわれ、今も石畳が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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