高蓋村(読み)たかふたむら

日本歴史地名大系 「高蓋村」の解説

高蓋村
たかふたむら

[現在地名]三和町高蓋

木津和きつわ村の南に位置し、西は甲奴こうぬ階見しなみ村。村域は南北に長く西部を南北に西城路が通り、これより諸所の谷へ通ずる道が分岐する。古くから北方の物産(米・炭・木材など)南方の物産(塩・雑貨など)の集散地として多くの問屋があったと伝え、現在も新市屋などの家号が残る。また中津藩領時代には西城路に面して藩の商法館が置かれていた。藩の役人が出張して産物売買の取扱いをした所と伝えるが(神石郡誌)、具体的なことは不詳

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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