高麗媼(読み)こうらいばば

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高麗媼」の解説

高麗媼 こうらいばば

1567-1672 朝鮮陶工
宣祖元年生まれ。織豊時代に肥前唐津(からつ)(佐賀県)に渡来。夫と死別後,元和(げんな)8年子の中里茂右衛門と肥前三川内(みかわち)(長崎県)にうつる。灰色焼や朱泥焼を製作し,製陶技術と経営手腕によって同地の陶業をおこしたという。寛文12年死去。106歳。釜山(一説熊川)出身。名は嫛(えい)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android