デジタル大辞泉 「髱差」の意味・読み・例文・類語 たぼ‐さし【×髱差(し)】 髱を張り出すために、髪の内へ入れる結髪具。針金で形を作って綿で包み、紙を張って黒漆を塗ったもの。古くは鯨のひげを使った。すみやり。つとばり。つとさし。たぶさし。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「髱差」の意味・読み・例文・類語 たぼ‐さし【髱差】 〘 名詞 〙 髱を張り出すため、髪の中に入れる道具。針がねを綿でつつみ、それを紙で巻いて漆(うるし)を塗ったもの。古くは鯨のひげで作った。つとさし。つとばり。たぶさし。髱差〈近世女風俗考〉[初出の実例]「女の髪にさすたぼ指(サシ)といふものは昔はなかったげなが」(出典:談義本・教訓不弁舌(1754)四) つと‐さし【髱差】 〘 名詞 〙 =つといれ(髱入)〔物類称呼(1775)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例