鬼女新田村(読み)きじよしんでんむら

日本歴史地名大系 「鬼女新田村」の解説

鬼女新田村
きじよしんでんむら

[現在地名]相良町鬼女新田

須々木すすき村の東に位置し、南は城東きとう比木ひき(現浜岡町)、西は同郡朝比奈あさひな(現同上)須々木村の枝郷(元禄郷帳)。開発は寛永一〇年(一六三三)地代じだい村の清左衛門に始まり(編年相良町史)、同一二年代官遠山直定は清左衛門の篤農を賞し、新田の年貢を三ヵ年免除している(「小長谷新田開発手形」増田家文書)。同一八年の検地帳(名波家文書)の表紙には須々木村原新田とみえ、承応三年(一六五四)の由緒書付口上(川原崎家文書)には須々木村之内鬼女新田とあり、家数三。元禄郷帳では高六八石余。村高は幕末までほぼ変わらない。国立史料館本元禄郷帳では駿河田中藩領で、以後の領主変遷波津はづ村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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