日本歴史地名大系 「鬼橋岩岩陰遺跡」の解説 鬼橋岩岩陰遺跡ききようがんいわかげいせき 和歌山県:田辺市神子浜村鬼橋岩岩陰遺跡[現在地名]田辺市神子浜神子浜(みこのはま)の南西海浜近く、神楽(かぐら)神社境外に鬼橋岩とよばれる岩がある。天然岩だが石門ないし橋梁の形状をなし、高さ約一二メートル、幅四メートル、長さ一六メートルで、国指定天然記念物。宝暦一三年(一七六三)の岩穴書上覚(「万代記」所収)にくぐり岩、「続風土記」に潜岩として紹介されている。当地一帯は第三紀の新しい砂岩からなっているため、海中にあったときは海食により、隆起後は風食のため浸食されてできたとされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by