鮎飛村(読み)あゆとびむら

日本歴史地名大系 「鮎飛村」の解説

鮎飛村
あゆとびむら

[現在地名]宮川村鮎飛

宮川右岸にあり、南は巣納谷すのだに村。西対岸の小豆沢あずきざわ村へは、「飛騨国中案内」によれば、籠渡場があった。往時の宮川は当村あたりで一大飛瀑となり、遡上する鮎の跳飛ぶ様が村名となった。この飛鮎をとる特殊な漁法として仰天てんとう網があった。元禄検地帳(宮川村文書)では小島こじま郷に属し、高五石余、畑のみ一町九反余。ほかに焼畑五反余があり、名請人二人、ほかに巣納谷村の一二人全員が入作している。「飛騨国中案内」では免一割五分余、家数三(うち百姓二・門屋一)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android