鯨ろう(読み)げいろう(その他表記)spermaceti

翻訳|spermaceti

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鯨ろう」の意味・わかりやすい解説

鯨ろう
げいろう / 鯨蝋
spermaceti

マッコウクジラおよびツチクジラ脳油(のうゆ)中の固形部分をいう。脳油を冷却して鯨ろうを圧搾分離する。粗ろうは淡黄色で魚油臭をもつ。アルカリ液で煮沸精製すれば、無臭の白色結晶性物質として鯨ろうを得る。主成分はパルミチン酸セチルである。ラウリン酸ミリスチン酸ステアリン酸などのエステルなどを少量含有している。融点40~54℃。ろうそく、つや出し、化粧品に使用される。

[福住一雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む