ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツチクジラ」の意味・わかりやすい解説
ツチクジラ
Berardius bairdii; Baird's beaked whale
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哺乳(ほにゅう)綱クジラ目アカボウクジラ科のハクジラ。頭部は丸く、吻(ふん)が棒状に伸びて、頭の形が木槌(きづち)に似ている。下顎(かがく)先端部に2対のおむすび状の歯があり、ほかの歯は退化している。体の前から3分の2の位置に直角三角形の背びれがある。体色は黒灰色で、成熟した雄は頭背部に闘争による歯形がつき、その部分は淡色となる。イカ類を主として、魚類その他の底生動物を食べる。北太平洋の特産で中・高緯度の近海域に分布する。これに対し、近似種は南半球海域に分布する。数頭から30頭の群れをつくって生活し、1000メートルの深海にまで、80分間も潜水できる。日本では17世紀から捕獲され、千葉県南部ではこの鯨(げい)種の肉の塩干し品が「たれ」と称して好んで食べられる。
[大隅清治]
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