鯨州神社(読み)くじらすじんじや

日本歴史地名大系 「鯨州神社」の解説

鯨州神社
くじらすじんじや

[現在地名]種市町 角浜

岩手・青森両県境近く、国道四五号の西側に位置。祭神弁財天。古くは鯨州弁財天と称された。文化一五年(一八一八)大量の寄り鯨があったのを祝して創建された。同年の三月一九日から二〇日にかけて南は八木やぎ浦から北は白浜しらはま(現青森県八戸市)までの一一浦に鯨の大群が打上げられた。「御勘定所日記」同年三月二一日条の鯨惣数書上覚によれば、八木浦一・小橋こばし二・川尻かわしり一・平内ひらない三・角浜かどのはま九五、小船渡こみなと六・さかき浦一・大蛇おおじや(現青森県三戸郡階上町)金浜かねはま三・大久喜おおくき二・白浜(現八戸市)の総数一一八頭であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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