鯨薬師(読み)くじらやくし

日本歴史地名大系 「鯨薬師」の解説

鯨薬師
くじらやくし

[現在地名]弓削町上弓削 鯨

現在の仏日山東泉とうせん(臨済宗東福寺派)前身である。寺伝によると承元年間(一二〇七―一一)壬生川にゆうがわ(現東予市)から宇田源兵衛明利が薬師仏をもって来住し、明利山宗参寺を建てたのが初めとされる。明利の子明宗は田頭と改姓し、同家は後に庄屋網元となって繁栄した。

応長元年(一三一一)の弓削島庄田畠山林塩浜以下相分帳(東寺百合文書)に除田として「薬師寺 八十歩クシラ」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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