日本歴史地名大系 「鱗町」の解説 鱗町うろこまち 石川県:金沢市金沢城下第二連区鱗町[現在地名]金沢市鱗町・幸町(さいわいまち)・本多町(ほんだまち)三丁目犀川荒(さいがわあら)町の南東にある地子町。南東と南に通りが分岐しいずれも百姓(ひやくしよう)町に、南西に分岐した通りは新竪(しんたて)町に続く。元禄三年(一六九〇)の金沢火災記(石川県災異誌)に鱗町とみえる。同九年の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)には「いろこ町」とある。元禄六年の侍帳には「新竪町末うろこ町」、正徳五年(一七一五)の「六用集」には「妙玄寺犀川うろこ町」と記されている。犀川の分水である鞍月(くらつき)用水と玄蕃(げんば)川との合流に架かる橋を「うろこ橋」といって当町にあった(金沢橋梁記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by