犀川荒町(読み)さいがわあらまち

日本歴史地名大系 「犀川荒町」の解説

犀川荒町
さいがわあらまち

[現在地名]金沢市鱗町うろこまち

牛右衛門橋うしえもんばし町の南東にあり、両側町で地子町。鞍月くらつき用水に沿って南東は鱗町に続く。もとは鞍月用水の川岸空地人家もなかったが、町地として家屋が建てられ荒町(新町)と称するようになった(金沢古蹟志)新保しんぼにも荒町があることから当町には犀川を冠称(「片岡孫作筆録」加越能文庫)。商売が活発に行われ繁盛したことから元禄三年(一六九〇)七ヶ所となった(稿本金沢市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android