鱗落(読み)うろこおとし

精選版 日本国語大辞典 「鱗落」の意味・読み・例文・類語

うろこ‐おとし【鱗落】

  1. 〘 名詞 〙 能楽所作一つ。「道成寺」「葵上」などの曲の中にある衣落(きぬお)とし、すなわち、のちの場で唐織(からおり)という上着を脱ぎすてる型をいう。僧に祈られて、執念の鬼となった女が、本性を現わすことを蛇などの脱皮とみたてて名付けたものという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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