鳥の司(読み)とりのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「鳥の司」の意味・読み・例文・類語

とり【鳥】 の 司(つかさ)

  1. 大化改新以前に、鳥を飼うことを職掌として朝廷に仕えた鳥飼部伴造(とものみやつこ)
    1. [初出の実例]「鳥官(とりノツかさ)の禽(とり)、菟田人の狗為に囓はれて死ぬ」(出典日本書紀(720)雄略一一年一〇月(寛文版訓))
  2. 中古、宮中で、時刻を知らせる役目の人。内豎(ないじゅ)がつとめる。鶏人。
    1. [初出の実例]「此の頃は鳥のつかさも告げたえて我と驚くあかつきの夢〈後小松院〉」(出典:新続古今和歌集(1439)雑下・一九七九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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