鳥の空音(読み)とりのそらね

精選版 日本国語大辞典 「鳥の空音」の意味・読み・例文・類語

とり【鳥】 の 空音(そらね)

(斉の孟嘗君が秦の国を脱出しようとして夜中函谷関に着き、供の食客が鶏の鳴きまねをして関門を開けさせ、無事通過したという故事から) 鶏の鳴きまね。
※後拾遺(1086)雑二・九三九「夜をこめて鳥のそらねははかるとも世に相坂の関はゆるさじ〈清少納言〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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