精選版 日本国語大辞典 「鳥追歌・鳥追唄」の意味・読み・例文・類語
とりおい‐うた とりおひ‥【鳥追歌・鳥追唄】
〘名〙
① 正月一四・一五の両日、農村で鳥追い小屋などを建てて、子どもたちが、鳥追いの行事としてうたった歌。「鎌倉の鳥追いは、頭切って塩つけて、塩俵へ打ちこんで、佐渡が島へ追ってやれ」などとうたう。これがのちに、正月の門付(かどづけ)芸人の手に渡り、たたきの与次郎や女太夫の歌となった。《季・新年》
② 下座音楽の一つ。女門付などがうたう鳥追歌を、初春の場面に使ったものだが、必ずしも鳥追いが出る場面とは限らない。
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