与次郎(読み)ヨジロウ

デジタル大辞泉 「与次郎」の意味・読み・例文・類語

よじろう〔ヨジラウ〕【与次郎】

近世京都非人頭通称
与次郎人形」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「与次郎」の意味・読み・例文・類語

よじろうヨジラウ【与次郎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、京都で非人頭の通称。転じて、その支配下乞食総称。新年に鳥追笠をかぶって鳥追いになるものを叩(たたき)の与次郎といった。
    1. [初出の実例]「座頭〈略〉 祝言又はとふらひなどある門へは猿まはし与二郎などのごとく来りて物をたまふ」(出典:俳諧・類船集(1676)左)
  3. よじろうにんぎょう(与次郎人形)」の略。
    1. [初出の実例]「くるくると・頭で廻る与次郎来た」(出典:雑俳・冠独歩行(1702))

よじろ【与次郎】

  1. 〘 名詞 〙よじろう(与次郎)
    1. [初出の実例]「かんさしの与二良とともにはづむまり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和元(1764)松四)

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