鳩の秤(読み)はとのはかり

精選版 日本国語大辞典 「鳩の秤」の意味・読み・例文・類語

はと【鳩】 の 秤(はかり)

  1. ( 「大智度論三五」から ) 帝釈天釈迦知恵を計るのに鷹に身をかえて赴き、釈迦のもとに逃げ込んだ鳩をわたすように迫った時、釈迦は自分のももの肉を裂いて秤にかけ、鳩と同量の肉を与え鳩を救ったという故事。転じて、わが身を犠牲にして他に尽くすこと。
    1. [初出の実例]「尸毘大王として鴿(ハト)の秤(ハカリ)に身を懸け」(出典私聚百因縁集(1257)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ハト 実例 初出

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む