鳩峰八幡神社(読み)はとみねはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「鳩峰八幡神社」の解説

鳩峰八幡神社
はとみねはちまんじんじや

[現在地名]満濃町炭所西 片岡南

土器どき川右岸のおうぎ(三一三・三メートル)西麓の丘陵地に鎮座し、祭神は応神天皇・仲哀天皇神功皇后・須佐之男命ほか七柱を合祀する。旧村社。「讃岐国名勝図会」に「当社は天平十八年勧請なり。文治三年橘重康神託の事ありて経営せり。応安年中長尾の城主某軍神と崇め奉り、宮社修造あり。永正年中橘道重大いに修理を加ふ。棟札今なお存せり」と記される。橘姓常包氏系図にも文治三年(一一八七)橘重康がこの地に正八幡を祀ったことが記されているので、その頃に創建されたものであろう。応安年中(一三六八―七五)長尾ながおの城主某とあるのは長尾大隅守、永正年中(一五〇四―二一)橘道重とあるのは常包氏である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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