鳴戸(読み)なると

精選版 日本国語大辞典 「鳴戸」の意味・読み・例文・類語

なる‐と【鳴戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平安時代宮中にあった戸。開閉のたびにやかましく鳴ったという。
    1. [初出の実例]「春宮になるとといふ戸のもとに、女と物いひけるに」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六五一・詞書)
  3. 開閉のたびに鳴り響くようにした戸。
    1. [初出の実例]「僅の間男伺ふ恋の鳴戸口」(出典:雑俳・続真砂(1730))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「鳴戸」の解説

鳴戸
なると

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
文政4.7(名古屋・橘町芝居)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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