鴛衾(読み)えんきん

精選版 日本国語大辞典 「鴛衾」の意味・読み・例文・類語

えん‐きんヱン‥【鴛衾】

  1. 〘 名詞 〙 オシドリの縫い取りをしたしとね。夫婦共寝の蒲団鴛鴦(えんおう)の衾(ふすま)
    1. [初出の実例]「春娃眠足いて鴛衾重し、老将腰疲れて鳳剣垂れり〈大江以言〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)上)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐為人題贈詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鴛衾」の読み・字形・画数・意味

【鴛衾】えん(ゑん)きん

夫婦が用いるふとん。唐・銭起〔長信怨〕詩 鴛衾久しく別れて、を爲しし 鳳管遙かに聞こえて、に愁ひを

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