鴻荒(読み)コウコウ

デジタル大辞泉 「鴻荒」の意味・読み・例文・類語

こう‐こう〔‐クワウ〕【×鴻荒】

《「鴻」は大きい、「荒」は遠い、の意》大昔太古
大古―の世はいずれも載籍しょもつなく」〈青木輔清訳・万国奇談〉

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精選版 日本国語大辞典 「鴻荒」の意味・読み・例文・類語

こう‐こう‥クヮウ【鴻荒・洪荒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「鴻」「洪」は大きい、「荒」は遠いの意 ) ひじょうに遠いむかし。世界の始めの混沌とした時のこと。太古。盤古
    1. [初出の実例]「病臥矮窓曲床。還思宇宙不洪荒」(出典:済北集(1346頃か)三・漫興)
    2. 「洪荒の世の事は、皆かくの如き類多し」(出典:太平策(1719‐22))
    3. [その他の文献]〔千字文〕

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普及版 字通 「鴻荒」の読み・字形・画数・意味

【鴻荒】こうこう(くわう)

太古。〔法言、問道〕鴻の世、人之れを惡(にく)む。是(ここ)を以て法は伏犧に始まりて、堯にる。伏に匪(あら)ず堯に匪ずんば、~人取らず。

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