鵜入村
うにゆうむら
[現在地名]輪島市鵜入町
光浦村の西、日本海に面した海岸、後背山地に立地。海岸線は象頭の端(現ゾウゾウ鼻か)と称する出崎や洞穴があり美景(能登名跡志)。筑前鐘崎(現福岡県玄海町)の海士が文禄三年(一五九四)鵜入浦に借家して住み、のち海士町に移住したと伝える(能登志徴)。寛永一一年(一六三四)の組中万事入用帳(上梶文書)によれば、鵜入の「あま所」へ借金の催促をしており、海士がこの頃は当地に居住していた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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