鵜羽重(読み)うのはがさね

精選版 日本国語大辞典 「鵜羽重」の意味・読み・例文・類語

うのは‐がさね【鵜羽重】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸吉原の遊里語。客を相手にしている遊女が、病気といつわったり、その客を寝させたりして席をはずし、ひそかに他の客と会うこと。〔評判記・吉原鑑(1660)〕
  3. うのひがさね(卯日重)
    1. [初出の実例]「あらたまの卯(ウ)の羽(ハ)がさねめでたき春の二日人の心もうきたつ初芝居」(出典:評判記・野郎立役舞台大鏡(1687)凡例)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android