鵜苫村(読み)うとまむら

日本歴史地名大系 「鵜苫村」の解説

鵜苫村
うとまむら

[現在地名]様似郡様似町字鵜苫

明治初年(同二年八月から同六年の間)から明治三九年(一九〇六)までの村。様似郡の西部に位置し、西は鵜苫川をもって浦河うらかわ郡、東はフンベエド岬をもって海辺うんべ村、北は丘陵地で岡田おかだ村に接し、南は海に面する(「様似村旧大字図」様似町史、「改訂様似町史」など)近世史料ウトマンベツとみえる地などからなる。一八六〇年代前半にシャマニ会所の番人某が当地に移住、その後二、三戸がこれに続き、明治三年にはさらに五戸の増加がみられたという(状況報文)。「日高国地誌提要」や同六年一二月の浦河支庁管下の村調査(「事業報告」第一編)に鵜苫別村(ウトマベツとよんだか)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む