鶴が峰古墳群(読み)つるがみねこふんぐん

日本歴史地名大系 「鶴が峰古墳群」の解説

鶴が峰古墳群
つるがみねこふんぐん

[現在地名]善通寺市生野町 西岡・伏見

標高一二九・五メートルの鶴が峰には三基の前方後円墳をはじめ、二〇基近い後期古墳が営まれていた。現在では二基の前方後円墳が残る。一号墳は丘陵の最高所から南西に延びた尾根上にあり、全長二六メートルの前方後円墳。主体部は未調査で明らかでないが、前方部が長くかつ先端が撥形に開いている形態から、前期でも初頭のものとされる。一号墳から北にやや下った尾根上に二号墳が築造されていたが、すでに消滅した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android