日本歴史地名大系 「鶴江浦」の解説 鶴江浦つるえうら 山口県:萩市鶴江浦[現在地名]萩市大字椿東(ちんとう) 鶴江・香川津(かがわづ)・前小畑(まえおばた)・新川(しんかわ)の各一部椿東分(つばきひがしぶん)の西に位置する漁村。北は小畑浦で、浦町は鶴江台南麓、松本(まつもと)川の河口にあって対岸は萩城下の浜崎(はまさき)浦。浜崎宰判所属。慶安五年(一六五二)の城下町絵図は鶴江台を釣井(つるい)檀と記す。貞享二年(一六八五)「八江萩八景」が選定されると釣井を鶴江と改め、萩八景の一に数えられた。「地下上申」は「鶴江浦」として総石高一〇七石余、うち海上石九七石余、浦屋敷石九石余。戸数九九軒、人口三六六人(男一四九、女二一七)、漁船五一艘、大敷網代場四ヵ所、灯籠堂(寛文二年建造)・番所各一ヵ所などを記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by