浜崎(読み)はまさき

日本歴史地名大系 「浜崎」の解説

浜崎
はまさき

古萩ふるはぎの北にあり、松本まつもと河口西岸に位置し、西はきくヶ浜に面する。

嘉永年間(一八四八―五四)城下町絵図によれば、東から西に漁人りようど町・浜崎町はまさきまち新丁上しんちよううえノ丁・新丁中ノ丁・新丁下ノ丁とあり、ほかに御船倉・御番所・住吉すみよし神社をはじめ、幾つかの寺院武家屋敷が描かれる。浜崎は海に近いため漁業を主とし、魚問屋・仲買のほかに回漕問屋などによる商業活動が盛んであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浜崎」の意味・わかりやすい解説

浜崎
はまさき

佐賀県北部,唐津市浜玉町の中心集落。旧町名。唐津湾に臨む。 1956年玉島村と合体して浜崎玉島町となり,1966年浜玉町に改称玉島川の河口,虹ノ松原 (国指定特別名勝) の東端にある。唐津湾の風光を眼前に控え,夏は海水浴や観光客でにぎわう。浜崎の南方脊振山地斜面ミカン産地。近くに国の史跡谷口古墳横田下古墳がある。

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