鶴沢綱造(読み)ツルザワ ツナゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鶴沢綱造」の解説

鶴沢 綱造(4代目)
ツルザワ ツナゾウ


職業
義太夫節三味線方(文楽)

本名
前田 芳次郎

別名
前名=鶴沢 小綱(2代目)

生年月日
明治15年 10月7日

出生地
大阪府 順慶町

経歴
明治24年5代目鶴沢清七に入門し、2代目鶴沢小綱を名乗り、29年鶴沢綱造を襲名三味線音楽に高い見識をもち、文楽座を大正5年に退座するが6年再入座し、竹本津太夫相三味線となった。戦後分裂では三和会に属し、豊竹若太夫を弾いた。

没年月日
昭和32年 12月4日 (1957年)

家族
父=鶴沢 清七(6代目・文楽三味線方)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「鶴沢綱造」の解説

鶴沢 綱造(4代目)
ツルザワ ツナゾウ

明治〜昭和期の義太夫節三味線方(文楽)



生年
明治15(1882)年10月7日

没年
昭和32(1957)年12月4日

出生地
大阪・順慶町

本名
前田 芳次郎

別名
前名=鶴沢 小綱(2代目)

経歴
明治24年5代目鶴沢清七に入門し、2代目鶴沢小綱を名のり、29年鶴沢綱造を襲名。三味線音楽に高い見識をもち、文楽座を大正5年に退座するが6年再入座し、竹本津太夫の相三味線となった。戦後の分裂では三和会に属し、豊竹若太夫を弾いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴沢綱造」の解説

鶴沢綱造(4代) つるざわ-つなぞう

1882-1957 明治-昭和時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
明治15年10月7日生まれ。3代鶴沢綱造(6代鶴沢清七)の子。5代鶴沢清七の門人。明治29年4代綱造を襲名する。昭和6年から3代竹本津太夫の三味線方をつとめた。昭和32年12月4日死去。75歳。大阪出身。本名は前田芳次郎。前名は鶴沢小綱(2代)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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