鹸化価(読み)ケンカカ

デジタル大辞泉 「鹸化価」の意味・読み・例文・類語

けんか‐か〔ケンクワ‐〕【×鹸化価】

油脂ろうの1グラムを鹸化するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数。普通の動植物油は190程度であるが、分子量の小さいバター脂やヤシ油などは高い値をとり、菜種油などの分子量の高いものや高級アルコールなどでは低い値をとる。脂肪中の脂肪酸性質を推定する目安となる。→鹸化当量

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 ろう

精選版 日本国語大辞典 「鹸化価」の意味・読み・例文・類語

けんか‐かケンクヮ‥【鹸化価】

  1. 〘 名詞 〙 油脂または蝋(ろう)一グラムを完全に鹸化するのに必要な水酸化カリウムのミリグラム数。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android