鹿児自物(読み)かこじもの

精選版 日本国語大辞典 「鹿児自物」の意味・読み・例文・類語

かこ‐じもの【鹿児自物】

〘名〙 (「かごしもの」とも。「かこ」は鹿の子、「じもの」は「…のようなもの」の意の接尾語。副詞的に用いる) 鹿の子のよう(に)。鹿の子が生まれるのは一度一頭であるところから、下に、「ひとり」「ひとり子」などを伴う修飾語として用いられる。
万葉(8C後)九・一七九〇「鹿児自物(かこジもの) 吾が独り子の 草枕 旅にしゆけば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android