鹿野橋
しかのばし
川端五丁目と南町との間の旧袋川に架かる。近世にはやや下流寄りの気多郡鹿野(現鹿野町)への往来筋土手外より品治町に架かっていた。鳥取より行徳村へ通ずるこの口を伯耆中道通という(因幡志)。元和五年(一六一九)城下町拡張工事に先立ち袋川(旧袋川)に架けられた五橋の一。命名の由来は鹿野往来に架けられた橋であることにちなむ(鳥府志)。しかぬ橋ともよばれた。橋を挟んで川内枡形に内市が、川外に外市が立てられ賑わった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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