鹿隈かんす塚古墳(読み)かなくまかんすづかこふん

日本歴史地名大系 「鹿隈かんす塚古墳」の解説

鹿隈かんす塚古墳
かなくまかんすづかこふん

[現在地名]観音寺市流岡町 鹿隈

古墳時代前期の古墳。七宝しつぽう山の南西麓、標高五〇メートル付近の丘陵上に所在し、直径約二七メートルの円墳と推定される。埋葬施設は二基あり、一基はすでに破壊されているが、平縁の舶載鏡破片と小型重圏文鏡一面、ヒスイ勾玉等が出土している。別の一基は内法の長さ一・七メートル、最大幅四〇センチの小規模の竪穴式石室で、一点が出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 甕棺 七宝

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android