日本歴史地名大系 「鹿黒村」の解説 鹿黒村かぐろむら 千葉県:印西市鹿黒村[現在地名]印西市鹿黒大森(おおもり)村の南西、手賀(てが)沼南東部の台地上に位置し、北は亀成(かめなり)川下流域に面し、西側には谷津が深く入り込む。元禄郷帳にカグロの訓を付す。地名由来にかかわり、蘇我入鹿が殺されたとき、その縁者が入鹿の首を当地に葬り居住したという伝承がある(印旛郡誌)。慶長七年(一六〇二)に検地を受け、高七九石余。寛文九年(一六六九)伊予今治藩の再検地で高八〇石、宝永四年(一七〇七)佐倉藩の検地により高一五二石余となる(「近隣旧事記」松村家文書)。寛永一〇年(一六三三)下野皆川藩領となり(松村家文書)、「寛文朱印留」に同藩領として村名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by