普及版 字通 「麒」の読み・字形・画数・意味
麒
人名用漢字 19画
[字訓] きりん
[説文解字]
[字形] 形声
声符は其(き)。〔説文〕十上に「仁獸なり。身(きんしん)牛尾にして一角」(小除本)とあり、前条に「は大牝鹿なり」とあるから、麒麟は牝牡の称である。〔春秋、哀十四年〕「西狩してをたり」、また〔詩、周南、麟之趾〕に麟の名がみえるが、麒麟という語は〔礼記、礼運〕などに至ってみえるもので、古い記載の例はない。飛翼をもつという獣の形態は、西方からもたらされたものであろう。
[訓義]
1. きりん。
2. おすのきりん。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕麒 麒なり、ケダモノ
[熟語]
麒閣▶・麒▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報