麻小笥(読み)オゴケ

デジタル大辞泉 「麻小笥」の意味・読み・例文・類語

お‐ごけ〔を‐〕【麻小×笥】

麻笥おけ2」に同じ。
「ふるき―のそこ」〈浮・五人女・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「麻小笥」の意味・読み・例文・類語

お‐ごけを‥【麻小笥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おけ(麻笥)
    1. [初出の実例]「頭(かうべ)に遊ぶは頭虱(かしらじらみ)、項(をなじ)の窩(くぼ)をぞ極めて食ふ、櫛の歯より天降(あまくだ)る、をごけの蓋にて命(めい)終はる」(出典梁塵秘抄(1179頃)二)
  3. 手品一種。麻小笥の内にはいって身を隠しなどする術かという。
    1. [初出の実例]「傀儡之外、雲舞并幻術連飛(とび)、輪脱(わぬけ)、緒小桶(ヲゴケ)水操」(出典:雍州府志(1684)八)

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